がん治療は≪サイエンス≫ではない | がんの治療を行う医師が病気と闘われる患者さんのためになる情報をご紹介

医師をはじめとする医療関係者は、医療をサイエンス（科学）と考えているようですが、私は間違いでと思います。 医学は、確かにサイエンスであり、学問です。 ただ、≪医療≫となるとサイエンスとは言えません。患者さん一人ひとりは異なるからです。 だから、予想外のことも起こりえます。「余命せいぜい半年」の患者さんが、年単位で生存したり、薬が劇的に効いてしまったり、医療の現場では、予想できないことが起こるのです。 日本の医療（とくにがんに対する医療）をよくするには、医療関係者の意識改革が必要でと思います。同じ治療をしても、患者さんの反応は一人ひとり皆異なるのです。 患者さんの希望、都合、考え方等に対応した、いわゆるオーダーメード治療が必要となってくるでしょう。