がんの代替医療、患者さんが困ること　その１ | がんの治療を行う医師が病気と闘われる患者さんのためになる情報をご紹介

がんと診断された場合、どんな治療がよいか、患者さんは悩むことでしょう。

最近はインターネットの発達により、情報を集めやすくなっています。  

病院で検査や治療を行っている途中で、代替医療に切り替えようとすると、問題が出てきます。

主治医に「○○療法をやりたい」と伝えると冷たい返事をいただくことも多いのです。

「そんなことをするのなら、この病院ではあなたを診ません！」

それを言っちゃおしまいよ。診療拒否で法律に触れます。

だから、代替医療を受けている患者さんは、主治医に隠していることがほとんどです。   代替医療でよくなればよいのですが、絶対はありません。入院できるところを確保しておく 必要があります。 また、検査データは病院が持っています。

病院と無駄にケンカすることは、避けたいものです。   最近は、代替医療に理解を示す医師も存在しますが、まだまだ少数です。 医師は、患者さんの権利をよく考えてほしいと思います。