がんは内なる≪不良少年≫か？ | がんの治療を行う医師が病気と闘われる患者さんのためになる情報をご紹介

がんは、「死に至る病気」と認識されており、非常に恐れられています。一方、「自分は

がんにならない！」　と何の根拠もない自信を持っている人もいます。

ここでは、西洋医学的な理屈は少し忘れて、どうしてがんができるのか考えてみました。

考え方１　身体の内部環境が悪く、それが長期間続いたために身体の弱い部位にがんが

　　　　　できた。

考え方２　身体の内部環境が悪くて、悪くてこのままでは死んでしまうので、悪い部位を

　　　　　一か所に集めた。それががんだとすれば、がんは一種の≪ごみ箱≫

いずれにしろ、身体内が、がんができる環境になったということです。がんは不良少年の

ようなものかもしれません。家族の一員である少年が、何かをきっかけにグレてしまう。

反抗し暴力を振るう。しかし、もともとは普通の少年なのだから、更生するための再教育

をすれば、何とかなるかもしれません。

現代医学は、がんを敵対視し切り取るか（手術）、毒殺するか（抗がん剤）、焼き殺すか

（放射線）の手段しかない。

がん細胞は、自分のなかにできた細胞なのですから、強烈で野蛮な方法を用いることは、

間違いなのかもしれません。

そう考えれば、身体に優しい自然療法などの代替医療のほうが、優れているともいえます。