がんと血流

query_builder 2022/03/02
末期がん

2月は寒い日が続きましたね。北海道、東北、北陸の皆様は大変だったことでしょう。 寒いと、私は血流を考えます。人体は、血の流れによって、臓器・組織に酸素や栄養が運ばれます。 血流が途絶えた、臓器・組織はピンチに陥るわけで、短時間なら回復しますが、長時間となると回復不可能になってしまいます。 これを臓器・組織の≪壊死(えし)≫と呼んでいます。 血流が悪いと人間の生存には不利です。 がんは酸素不足が大きく関係しているといわれます。酸素が不足すると、細胞は正常な代謝ができなくなり、それががんの発生につながると考えられます。 がん治療の観点からすると、どんなによい薬・サプリメント・健康食品があったとしても、血流が悪ければ、効いてほしいターゲットに到達しないのです。 当院では、前立腺がんの治療成績はよいのですが、前立腺はもともと血流がよい臓器であるということも、その一因だと考えられます。 一方、膵臓がんはどの医療機関でも、治療に難儀するのですが、 これは膵臓がもともと血流があまりよくない臓器であることも大いに関係があると思われます。 いずれにせよ、がん治療中の患者さんは、身体を極力冷やさないに越したことはありません。

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医療法人社団鳳龍会

住所:東京都中央区日本橋本町1-4-9 日本橋MMIビル5階

電話番号:03-6225-2165

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