診断力 | がんの治療を行う医師が病気と闘われる患者さんのためになる情報をご紹介

がんは、大病院など設備が整ったところで、診断されるものですが、

「診断は絶対的なものではない」のです。

ある大学病院で、胃がんと診断された患者さんが相談に来院されました。

話を聴くと、どうもすっきりしない、何かが違う？？？

そこで私は、紹介状を書き、某がん専門病院にセカンドオピニオンに行っていただきました。

驚くべき返信がありました。

「これは、胃がんではありません、悪性リンパ腫です。」

こんなことってあるんだぁ～～～。

胃がんと悪性リンパ腫では、治療法がまったく違う。

診断には、いろいろなファクターが加わります。

何か歯車がかみ合わなくなった時、いわゆる誤診が起こるのでしょう。

診断や治療法に疑問を持ったときは、やはりセカンドオピニオンは重要だと思いました。